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腫瘍マーカーCA19-9が高値!体質で陽性でも【異常なし】だった

人間ドッグを受けた。

腫瘍マーカー「CA19-9(シーエーナインティナイン)」の正常な値(基準)は、37U/ml以下だが、私は軽度上昇しており「再検査が必要」とされた。

しかし、専門医と話した結果「大丈夫!」と言われたので、そのやりとりを残しておきます。


■腫瘍マーカーが怖い!


血液検査で「CA19-9」の数値が40台と、軽度上昇ではあるが引っかかってしまった。
「異常を認めますので再検査が必要です」と書いてある。

家内が“胃がん”で、胃と脾臓を全摘してしまったこともあり、私自身も心配なので、2年に一回「胃と大腸の内視鏡(胃カメラ)検査」を受けている

だから「腫瘍マーカー」という言葉には敏感になる。
正直、怖い!のだ。

幸いにも私は医療機関に勤めているので、CA19-9の高値について「消化器内科の専門医」を訪ねた。


■医者とのやりとり


以下、先生の話そのまま。

先生:
「CA19-9は、体質によって高く出てしまう人はいるんですよ。
この腫瘍マーカーだけで『病気があるかどうか?』を見つけるのは無理なんですね。
本来は、“健康な人”に検査をして調べるものではないんです。
我々(医師)の間では『“がんの治療の経過”をみるために腫瘍マーカーを とる』というのが一般常識です。
よく人間ドッグのオプションでCA19-9検査が入っていますけど、これで病気を発見することは出来ないです。」



私:
「そうなんですか!(ちょっと安心(^^♪)
でも、ネットで調べると『膵臓がんのときに高い数値が出る』と書いてあり心配なんですよね~。」



先生:
まず、CA19-9は“腺がんのマーカー”なので、腺がんができるところを重点的に探していく検査です。
たとえば「肺」「胃」「大腸」ですね。
●さん(私)は、ドッグで“肺のCT”撮ってますし、胃と大腸の内視鏡もやって異常無いんだから大丈夫ですよ~
数値の高さも「軽度上昇」ですから。大丈夫です!


との“お墨付き”をもらった。

まとめると、
  • CA19-9という腫瘍マーカーは、癌ではなくても高 い値が出ることがある
  • 「早期の癌」で高値になることも“まれ”なので「がんの疑いがあるかどうか?」との判断には適していない
  • “がん患者さん”の治療の指標には適している
  • CTや内視鏡(胃・大腸カメラ)を併用していれば安心



■病院に行かなくても自宅でかんたんに腫瘍マーカーが分かる方法とは


「仕事・家事・育児に追われ病院に行く時間がない」という方、健康で安心した毎日のために“自宅で検査”をしてみては?

コレです
⇒腫瘍マーカー自己検査キット(楽天)

自宅で以下の検査ができます。

男性用キット:
 腫瘍マーカーCEA/PSA/AFP

女性用キット:
 腫瘍マーカーCEA/CA125/CA19-9

※がんを確定するものではなく、がんの発見に役立てるためのスクリーニング検査で、がんリスクのひとつの指標としては有効です。


■病院に行くなら何科がいい?


いきなり大きな総合病院へ行くと余計な費用と時間がかかる。

なので、まずは近所のクリニックや診療所。

「消化器内科」または「内科」で良いと。

さらに詳しい検査が必要なら、必ず大きな設備のある病院を紹介されるので。


■バリウム検査がガンの原因に


上記、医者の話の中で「内視鏡(胃・大腸カメラ)」が出てきたが、胃の検査をするなら“バリウム”より“カメラ”を強くすすめます(私も受けています)

バリウム検査(胃部レントゲン)は、胸部X線写真の200倍前後!ものX(エックス)線を使って検査するので、細胞のDNAが損傷しやすい(DNAの傷が、ガンの原因にもなりうる)

つまり、バリウム検査の受けすぎも“がん”の原因となるので注意を!
 ご参考に⇒胃がんを見落とし!胃カメラ検査とバリウム検査どっちがいいの?




胃がんを見落とし!胃カメラ検査とバリウム検査どっちがいいの?

胃がんの検査といえば、検診などでもバリウムを飲んで行う検査がおなじみだが、この検査で「初期の胃がん」はほとんど見つからない。


バリウム検査で行うただのレントゲンでは、初期の胃がんなどの小さな病変は見逃されてしまう事が多い。


たとえば、
道路のトンネルの損傷を見つける時、「トンネルの形の影だけの白黒写真」を見るのと
「カラーのハイビジョンカメラで撮影したトンネルの壁の映像」を見るのではどちらが正確に細かく判断出来るだろう?



「バリウム検査」と「胃カメラ(内視鏡)検査」では、これほどの差がある
(最近は内視鏡もハイビジョン化している)


専門医でも、レントゲンだけで診断するには限界がある。


日本人間ドック学会も、「内視鏡に比べ、エックス線検査は精度が下がる。」と発表している。


これは、大腸がん検診も同じ。


一般的な検診で行われる「大腸がん検診」は「便潜血検査」


これは、
便中の微量な血液の有無を調べ大腸内での出血があるかないかをみる検査だが、やはりこれにも限界があり「初期の大腸がん」は見落とされる事がある。


外科に入院して「手術後の患者さん」と話をすればスグ分かる。


実際に、「検診をちゃんと受けていたのに、ガンが見つかったときはすでに進行していた。今までの検診はなんだったのか」という方とたくさん話した。
 ※胃がんについても、「平坦型早期胃がん」はバリウム検査では発見できない。


さらに、胃バリウム検査には「被爆」というデメリットがある。
X線検査による「放射線を浴びること」だ。


胃バリウム検査のレントゲンは、驚く事に、胸部X線写真の200倍前後もの被爆量がある
(レントゲン線(X線)は人間のDNAを傷つける作用があり、ガンの原因にもなりうる)



もはや、メリットは「安い」(無料の場合も)という事のみだが、無料でこれだけの放射線をあびてガンの原因をつくるのでは本末転倒という気もする


では、
胃の内視鏡検査(胃カメラ)のメリットは何だろう?


  • 「がん」の早期の発見が可能である。
    これが一番のメリットだろう。
    ガンは早期に発見できれば命を失う事はほとんどない上に、
    体に負担の無い内視鏡手術を受けられる時代になっている

  • 胃ばかりではなく「食道がん」の早期発見が可能

  • 内視鏡は「がんのなりやすさ」をも調べられる。
    これが分かればどのくらいの頻度で検査を受ければいいかの目安が分かる

  • 放射線の被爆などはゼロ

  • 最近は麻酔薬の注射などで苦痛を最小限度におさえた状態、
    あるいは、半分眠っているような状態でラクに受けられる



という所だろうか(大腸の内視鏡もほぼ同じ)


日本の国立研究開発法人である「国立がん研究センター」も、検診や人間ドックの胃がん検診に「胃内視鏡検査(胃カメラ)」を推奨するとするガイドラインを公表している。

従来は、エックス線検査(胃バリウム検査)のみを推奨していたガイドラインを見直した形。

やはり、検査による放射線被曝(ひばく)が問題視されたようだ。

放射線検査は「病気の診断確定」や「治療方法の決定」「治療の効果が出ているか?の判定」にすぐれている一方で、
放射線を使うために、どうしても「被ばく」は避けられないものなのだ。


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知っておきたいガン患者【退院日】の心構え | 逆効果な行動とは

家族などが、
がんの手術を終え、退院となった日に、
「帰り道で寄ってはいけないところとは?」
(知らずに、つい、寄ってしまうものだ)
「自宅に戻ってからの心構えとは?」

自分の体験から書いていくので参考にしていただきたい



■家に帰る日に、ココには寄るな

いまは、初期のがんなら2週間程度で退院を促される事がほとんどだ

もちろん、数か月入院しての退院という方も多いだろう

いずれにしても、
「我が家に帰れる」というのはうれしいものだ

だが、
「せっかくだから、帰りながら買い物していこう」などと言って
ショッピングモールやスーパーマーケットに寄ることはやめよう


そこには「どんな人」がいるか?

健康で元気いっぱいの人があふれている

入院中は、なにかしらの「病気」をかかえた人たちのなかで過ごしていたが
これからは「健康な人々」のなかで過ごさなければいけない

あたりまえのことだが、
患者本人からすれば、常に
「病気の無い健常者」と
「ガンになってしまった自分」とを
比較していかなければならない日々が待っている

誰もガンになどなりたくない

しかし、自分はなってしまった

そのショックから立ち直るのは1ヶ月や2カ月ではムリだろう

数年はかかるかと思う

もちろん、「5年」というひとつのボーダーラインはあるが(乳がんは10年)
そこに到達したからといって、不安が「ゼロ」になるわけではない
不安はあるが
「いま、できる事に最善をつくす」 それしかないのだ

健康な人が多く集まるところへ寄ると
そういう、健常者との「違い」を、まざまざとみせつけられ
「みんな健康なのに、自分はナゼ!?」と、
人によっては落ち込んでしまったりということが起きる

ときに「強い孤独感」に襲われる

できれば、よけいな所へは寄らずに
真っ直ぐに家へかえって、ゆっくりしよう

まだまだ体力的にも厳しいのだから


■自宅へもどったら、なるべく明るく!

やっと自宅へ戻ってきた

しかし、
入院中に病室で面会している時とは
「なにかが」違う

そう、
まわりに同じ病気をかかえた「仲間」は、もういない

そして、たった今からこの場所で闘病生活を続けていかなければならない

現実的に具体的に考えなくてはいけない

そういう状況になると、本人はもちろんだが、
「第二の患者」と呼ばれる家族も、つい
暗くなってしまいがちだ



これは、気をつけたい


なるべく 、以前と変わらないように
「明るく」「自然に」過ごしたい

もちろん、今後の事を考えれば不安でいっぱいだ

しかし、本人はそれ以上の不安や恐怖と闘っている

まわりまで暗くなったら、家の中は「まっくら」になってしまう

これは、本人にとっても「つらい」

家族自身も、患者本人に気遣いながら
少しづつ「趣味」や「好きな事」でストレスをためないようにしたい

そして、
無理をしてでも笑おう

「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」という言葉があるが
まずは、笑顔からはじめよう

人間のからだにある免疫機構「ナチュラルキラー細胞」は
がん細胞を摘み取って健康を保ってくれている

笑う事でナチュラルキラー細胞が高まるという研究もある

本人も、少し余裕ができたら
家族が協力して、患者本人が「ニッコリ」できる状態を作ってあげてほしい

好きだった音楽でもいい
食べられるなら、食べ物でもいい
好きなテレビ番組だっていいのだ
気持ちが上向きになるような知人と会ってもいい

心から「ニッコリ」できれば免疫もよくはたらき
人間本来の免疫機能も活性化される

以前に書い た生きがいを定めることも大切になってくる

人間、何か目標があるとがんばれるものだ

ありきたりかもしれないが
「野菜中心にバランスのとれた食事」
「適度な運動(激しい運動は逆効果)」
「たばこはやめる」
「ストレスを極力少なく」
などにも気をつけながら、ぜひ克服してほしい

あなた一人じゃない
どうか、「孤独」にならないでほしい


みんな、頑張っている

戦っている

『人生を見つめなおす機会をいただいたのだ』
と、前向きに考えていこう

健常者には見えていないものが
あなたには見えているのだから



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違和感あり!NHKプロフェッショナル外科医・笹子三津留2014年4月14日

こういう番組を観るといつも思う。

かっこよく作る必要なんてないんじゃないか?


実際、ネット上では「笹子三津留かっこいい♪」なんて声が上がっている。


しかし、
笹子医師をかっこよく見せてどうする。

結局は「視聴率」のために作っているだけ。
「がん患者」の事を考えて作ってはいない。

軽快な音楽も違和感を感じる。ナレーションも同様だ。


もちろん、笹子医師が悪いわけではないが、
先生が担当している患者さんがあの番組を見たら「やっぱり神様はいるんだ!笹子先生でよかった!」と喜ぶだろう。

では、
笹子医師以外の先生が担当した「その他大勢の患者さん」はどうなる?

がん患者のほとんどは笹子医師が執刀していない患者さんだ。

もちろんほかの先生がダメだなんて言わないが、胃がんの患者さんがあの番組を観たら誰だって「笹子先生に担当してもらいたい」と思うのが普通だろう。


つまり、
その後のフォローが何もない極めて薄い内容の番組だった。

ただボールをパスしただけ。「あとは知りません」

番組を観た「がん患者」がどう思うのか?
そこが抜け落ちている



こういう番組を作るのであれば、制作側にもそれなりの覚悟を持って望んでもらいたい。
「がん患者の立場に立った思いやり」だ。

そういった「おもいやり」がまったく感じられない番組だった。



以前、
「がん」を取り上げるテレビ番組について書いたことがある。
⇒癌のテレビ番組制作は、もう少し慎重に!!

その中で、「NHKはまだマシな方だ」と書いたが、今回、撤回する。


命がかかっているのだ。


どうか、「がん患者へのおもいやり」を持って制作してほしい。


まどわされない!ネットで見つけた癌の治療方法は本当に効くのか?

「ガンになってしまった」

あなたなら、どうするだろうか?

我が家は、なってしまった
 ⇒妻が胃癌の宣告をされた | 告知された家族として



「がん」と宣告されると、通常、まずは医師に診てもらうだろう

しかし、一方で、インターネットにはたくさんの情報があふれている

「がんに効く●●」
「免疫力を上げて癌を治す」
「これでガンが消えた!!」


このような宣伝文句も多く目にとまる

「健康食品」「サプリメント」などの代替医療もそれに当たる。

患者側からすれば
「消えた!」「最先端の~」という言葉に心が動かされる。

「本当に治るのなら多少の金額を出してもやりたい!」となるのが人間としてあたりまえの感情だ。

しかし、同時にココにつけこむ多くの業者も存在する

これらの方法は、本当に効くのか?がんが治るのか?

そこが問題だ。

本当に治るのなら。。。イヤ、「少しでも改善してくれる」なら私も買う



「イヤイヤ、こんなのウソに決まってるって」
「なんでこんなのにだまされるの?」
「これで治るなら医者はいらない」
という意見の方もおられるかと思う

それならば(誤解を招く言い方だが)あなたがガンになってみると、これらにすがりつきたい気持ちが分かってもらえるだろう

自分はがんになっていないから言えるのだ

誰も死にたくはない


■その療法、商品の「信頼度」は?


医学界には「エビデンス」という言葉がある

これは、
「実際に使ってみての調査研究で得られた信頼できるという証拠」
つまり、
「色々な人に使ってみて結果が良かったか悪かったかの証拠」のこと

このなかでも一番確かな証拠(エビデンス)となるのは「ランダムな比較試験」で得られた証拠。
もっとも「公平」で「安全」で「信頼のおける」証拠とされる。

反対に、
一番信頼度の低いものは「観察研究」での結果

よく聞く、
「”自分の患者さんが”こうして良くなりました」というのは、このなかでも「一番信頼度の低いもの」になる

自分の囲った患者の「良い情報だけ」を「宣伝」に使えてしまうからだ。

つまり、
偏った情報になってしまうから公平性、信頼性がない(『セレクション・バイアス』とも言う)

さらに、
「専門家の意見」でさえも、ただ「意見」だけではエビデンスとして成り立たない程度の低いものとなる

現状では、
「一番、信頼度の高いもの」しか「治療」として確立せず、また、「新薬」としても承認されることはない



テレビで特集される「こうしたらガンが治る」というものはほとんどが視聴率を取るためにつくられている薄っぺらい内容ばかりなので、
当然、信頼度としては「低い」のものばかり。

番組内で専門家の意見も述べられているが、エビデンスとしては最低レベル。

残念だが、制作側は「本当にがんで困っている人の助けになろう」とは考えていない

視聴率を取れれば、それでよいのだ。そういう業界である。

しかし、
テレビを信頼し続けてきた我々はそれを観ると信じてしまう

マスメディアの思うつぼだ

こうしてみると
「何が信頼がおけるのか。何が疑わしいのか」が、少しづつ見えてくる



一方で
本当に信頼できる「証拠」については専門家でもさまざまな意見があり統一されていない

そうして考えると
確立された治療にプラスして、患者側の考える「少しでも良くなるならばやってみたい」という療法を担当医ときちんと話し合って納得できる環境が必要だと思う

そして、
そのような医師との「タテのつながり」の他に、同じがん患者同志の「ヨコのつながり」でも有力な情報を得ることもある

やはり、患者側が納得した状況で前に進んでいきたい

そうしないと、いつまでも情報に踊らされることになってしまう



長くなったので、次回に続けたい
 ⇒癌治療の民間療法・代替治療は有効なの?見分け方と陥りがちな間違い


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