足の指の間の白癬が悪化すると、腫れ(腫脹)てくることがあり、押したり洗ったりするときに痛む。
ひどくなるとただれて分泌液が出てくる。
「かゆくないから水虫ではないだろう」と安易に考えがちだがこれは間違い。
指と指のあいだが湿って皮膚が白くなり傷口がパックリと割れてしまう趾間型白癬はかゆくない事も多い。
ネットなどで調べると「強い痒みを伴う」とか「痒みが強いのが特徴」などと書かれているが、かゆくなくても顕微鏡で確認すると、しっかり白癬菌が生息していることを確認できる。
患者さんの話を聞くと、
「足が痛いとおもったら指の間が切れていた」
「指の間が白くなりパックリ裂けて中が赤くなって痛い」
「足の甲が腫れている」
などを訴えている。
そして、「なんだろう?」と気になりながらもほうっておくケースが多いのがまたやっかいだ。
水虫ならば、どんどん進行するし、白癬菌を家の中にばらまくので、同居している家族や子供にまで感染してしまう。そうなったら「家族での治療」となってしまう。
■リンパ管炎から敗血症になる可能性も
この腫れが「片足だけ」で指の周りに「赤み」があったり、
脚のつけ根の内側リンパ節が腫れて痛い症状なら「リンパ管炎」かもしれない。
溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)やブドウ球菌などのバイ菌が、水虫感染部から入り、リンパ管内に入り込み炎症を引き起こしている。
ちゃんと治療をして完治すれば、後遺症がのこるほどのものではないが、だからといってほうっておくと“リンパ節炎(せつえん)”から”敗血症”になり治療が難しくなるので、早めの傷の手当てと薬(抗生剤)が必要となる。
糖尿病などが持病の方は、そうでない方よりも悪化しやすいので注意が必要だ。
■間違いやすい病気
特に炎症がないのに両足がはれている場合は”腎臓病”などの内科的な病気の場合もある。
長時間同じ姿勢を続けたときに起こる”血栓性静脈炎”いわゆるエコノミー症候群も似た症状が出る。足に発赤としこりが出来て、痛みを伴うことが多く、まれに発熱も。
■市販薬はお菓子みたいなもの
いずれにしても、専門医の診断を受けた方がいい。
クスリも、市販のものより病院で処方されるくすりの方が効く。
医療関係者はみんな知っているが、
市販薬は、患者さんが勝手にたくさん飲んでしまうおそれがあるので、もともと主成分の濃度を低くしてある。
病院から出る薬は、医師の指導のもと使うので効力や濃度の高いもので作られている。
製薬会社の人に言わせると「市販薬はお菓子みたいなもの」だそうだ。
■予防のためにかんたんに出来ること
暑くてむれた足は、水虫の大好きな場所。
薄地で汗をすばやく蒸散させて通気性も良くベタつかない靴下が予防にも役立つ。
オススメは、このような靴下
⇒クールマックス(楽天)
このタイプの靴下に変えるだけで予防になるし、治療にも良い影響をあたえるので特にオススメ。
治療や予防には「清潔と乾燥」が大切なので、このような靴下を頻繁に交換することも有効。
■抗菌剤入りソックスは効果なし
靴下の素材に「抗菌剤」が入っている物は、一見、効きそうだが、水虫に関してはあまり意味が無い。
靴下と接触する部分で菌をおさえるのには意味があるが、指の間となると意味を成さない。
このような靴下は、菌が増えるのを抑えるだけであって、すでに感染している菌を殺すわけではないのだ。
ひどくなるとただれて分泌液が出てくる。
「かゆくないから水虫ではないだろう」と安易に考えがちだがこれは間違い。
指と指のあいだが湿って皮膚が白くなり傷口がパックリと割れてしまう趾間型白癬はかゆくない事も多い。
ネットなどで調べると「強い痒みを伴う」とか「痒みが強いのが特徴」などと書かれているが、かゆくなくても顕微鏡で確認すると、しっかり白癬菌が生息していることを確認できる。
患者さんの話を聞くと、
「足が痛いとおもったら指の間が切れていた」
「指の間が白くなりパックリ裂けて中が赤くなって痛い」
「足の甲が腫れている」
などを訴えている。
そして、「なんだろう?」と気になりながらもほうっておくケースが多いのがまたやっかいだ。
水虫ならば、どんどん進行するし、白癬菌を家の中にばらまくので、同居している家族や子供にまで感染してしまう。そうなったら「家族での治療」となってしまう。
■リンパ管炎から敗血症になる可能性も
この腫れが「片足だけ」で指の周りに「赤み」があったり、
脚のつけ根の内側リンパ節が腫れて痛い症状なら「リンパ管炎」かもしれない。
溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)やブドウ球菌などのバイ菌が、水虫感染部から入り、リンパ管内に入り込み炎症を引き起こしている。
ちゃんと治療をして完治すれば、後遺症がのこるほどのものではないが、だからといってほうっておくと“リンパ節炎(せつえん)”から”敗血症”になり治療が難しくなるので、早めの傷の手当てと薬(抗生剤)が必要となる。
糖尿病などが持病の方は、そうでない方よりも悪化しやすいので注意が必要だ。
■間違いやすい病気
特に炎症がないのに両足がはれている場合は”腎臓病”などの内科的な病気の場合もある。
長時間同じ姿勢を続けたときに起こる”血栓性静脈炎”いわゆるエコノミー症候群も似た症状が出る。足に発赤としこりが出来て、痛みを伴うことが多く、まれに発熱も。
■市販薬はお菓子みたいなもの
いずれにしても、専門医の診断を受けた方がいい。
クスリも、市販のものより病院で処方されるくすりの方が効く。
医療関係者はみんな知っているが、
市販薬は、患者さんが勝手にたくさん飲んでしまうおそれがあるので、もともと主成分の濃度を低くしてある。
病院から出る薬は、医師の指導のもと使うので効力や濃度の高いもので作られている。
製薬会社の人に言わせると「市販薬はお菓子みたいなもの」だそうだ。
■予防のためにかんたんに出来ること
暑くてむれた足は、水虫の大好きな場所。
薄地で汗をすばやく蒸散させて通気性も良くベタつかない靴下が予防にも役立つ。
オススメは、このような靴下
⇒クールマックス(楽天)
このタイプの靴下に変えるだけで予防になるし、治療にも良い影響をあたえるので特にオススメ。
治療や予防には「清潔と乾燥」が大切なので、このような靴下を頻繁に交換することも有効。
■抗菌剤入りソックスは効果なし
靴下の素材に「抗菌剤」が入っている物は、一見、効きそうだが、水虫に関してはあまり意味が無い。
靴下と接触する部分で菌をおさえるのには意味があるが、指の間となると意味を成さない。
このような靴下は、菌が増えるのを抑えるだけであって、すでに感染している菌を殺すわけではないのだ。