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2012年08月の記事一覧(1ページ中1ページ目)

人工透析の意味と必要性

人間の臓器である「腎臓」は、不要な水分や毒素などをフィルタで濾しとり小便を作るところ。

これが不可能になれば、身体の内部は毒素でいっぱいになり、からだのバランスが崩れ、最悪、いのちにかかわります。

腎臓機能が落ちて、ろ過することが不可能になった場合、
機能しなくなった腎臓の代わりに、身体から一度血液を取り出し「人工腎臓」と呼ばれる装置によってろ過して、からだに戻す必要があります。




では、人工透析を導入しなくてはいけない時期はいつなのか?

判断のひとつとして、GFRの値を見ます。

GFRとは、推算糸球体濾過量のことで、
腎臓の働きを算出して数値化したものです。慢性腎臓病が進むほどGFRの値が低くなります。

GFR90以上で腎臓障害はあるものの正常とまなされ、
GFR15~29で、透析導入の準備期間。薬による腎臓のサポートが必要になります。からだの症状としては「むくみ」「動悸」「からだがだるい」などです。
GFR15未満になると、上記症状に加え、「食欲がない」「吐き気」「息切れ」が出てきます。
腎臓はほぼ働いていない状態で、生命の危険がともないますので透析の治療をはじめます。

人工透析の方法には「血液透析」と「腹膜透析」があり、

血液透析は、いったん血液を体外に出して機械を使って不要な水分や毒素などを取り出し体内にもどすものです。
一般的にはこちらが用いられます。
週に3回、4~5時間の透析治療をうけます。

一方、腹膜透析はおなかの中にチューブで透析液を入れ、毒素などを除去します。
液の交換は自分自身で交換できますが(6時間ごとの交換)感染症などのリスクはあります。


いずれにしても、長期間の治療となりますので、担当の先生とよく話し合って
納得したうえで開始しましょう。



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頸椎症|腕の力が入らない

「頚椎椎間板ヘルニア」「頸椎症」から「腕が上がらない」「力が入れられない」などの症状が出ることがあります。

これは「三角筋」という筋肉の神経麻痺が原因です。

三角筋は「腋窩神経」が支配しています。おもに、腕を前にあげたり横にあげたりする筋肉ですね。
逆に言えば、この三角筋になんらかの原因により神経麻痺がおこると
先に言ったような「腕を上げる動き」に支障が出てきます。

力を入れようと思っても、入らない。
よく、足がしびれたときに、足に力を入れようとしても入りませんね。これと同じ感覚です。。



頸椎症による三角筋の麻痺は、
頸椎の骨増殖によって神経が圧迫されておこります。

一方、頚椎椎間板ヘルニアの麻痺は「椎間板」が飛び出てしまい、すぐ側にある神経を圧迫して神経麻痺となっていきます。



レントゲンを撮ってみると、頚椎の3-4番目、4-5番目、5-6番目の椎間孔が狭くなっているのが特徴です。
病院で説明を受ける時には「第一斜位、第二斜位」の画像で確認できますので聞いてみましょう。

ヘルニアでしたら、頚椎の椎間が狭くなります。



また、神経麻痺による筋肉の委縮も認められ、三角筋のほかに
おもに「上腕二頭筋」「上腕三頭筋」にもあらわれることが多いです。

しかし、皮膚の知覚が鈍くなる、いわゆる知覚麻痺はほとんどなく、
あっても軽度です。
「腕神経損傷」とはこの点が違ってきます。


同じような症状は
「腋窩神経損傷」
「腕神経損傷」でも出てきます


進行性筋ジストロフィー症は、やはり筋委縮が三角筋麻痺で始まることが多いですが、
筋電図や筋生検で判別がつきます。

しかし、運動ニューロン疾患は頚椎症との判別が難しく、他の場所に筋委縮が出てくるか否かによって様子をみていく必要があります。



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