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2012年09月の記事一覧(1ページ中1ページ目)

関節が引きおこす病気

■リウマチ■

「両方の手がこわばる」
「全身の関節が腫れて痛い」

などの症状をかんじたら、早めに医療機関で検査してもらいましょう。

現在関節リウマチに悩んでいる方は、日本で70万人以上いると言われています。

8:2で女性が多く、そのまま放っておくと関節が変形してしまいます。

関節リウマチとは、ウィルスなどの外敵からからだを守るはずの免疫機能のみだれから関節包が炎症を起こし、
関節軟骨や骨が破壊されてしまう病気です。

特徴としては、
・手足の関節に多い
・たとえば手なら片方ではなくい両方に症状がでる。
・じっとしていても痛い
・発熱やだるさが出ることもある

などです。

一昔前は「治らない病気」と言われていましたが、現代では「治る病気」とまで言われるようになりました。
また、治らないまでも「痛みや関節の変形を最小限度までコントロールできるような薬や注射もありますし、手術の技術も格段に進歩しています。

もちろん「簡単に治らない病気」であることは事実です。
しかし、正しい治療と、本人の意思、さらに家族の協力があれば「リウマチと付き合いながら療養する」といった意識、視点に立つことも出来るはずです。

受診するのは、整形外科、内科、理学診療科となり、
さらにこのなかでも、「関節リウマチを専門とする先生」のいるところを受診しましょう。

事前に電話などで問い合わせれば教えてくれます。




■坐骨神経痛■

「おしりからかかとあたりまで、しびれるような鈍痛がある」

「坐骨神経痛」は正式な病名ではなく、症状をあらわした名前です。

腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰の骨のズレや、老化による変性、あるいは筋肉の硬化などにより神経が圧迫され坐骨神経にそって痺れ、痛みなどが現れます。

坐骨神経は、お尻~太ももの後ろ~ふくらはぎ~足にはしっています。

時間の経過とともに消えていく場合も多いですから、
まずは保存的療法でようすを見ていきますが、
あまりに痛みが激しい場合や、肛門あたりの感覚麻痺、排尿障害などを起こしている時は手術を考慮します。



■股関節痛■
「股関節が痛い」
「脚の付け根が痛い」
「脚を動かしにくい」


変形性股関節症が最も多くみられます。

股関節は大腿骨の骨頭部分が、ウスのようにくぼんだ骨盤の凹み部にジョイントのようにはまっている状態です。
軟骨に覆われていてスムーズに動きますが、
年齢とともに関節部分の骨が変形してなめらかさが無くなり、軟骨も減ってくると炎症を起こし、痛みがでてきます。

これが変形性股関節症です。

軟骨が減る原因はさまざまな説があります。
・もともと先天性の股関節脱臼があり、ジョイント部分のバランスが悪く軟骨を減少させる。
・骨折などにより大腿骨頭に栄養を送る血管が遮断されておこる。
・関節リウマチにより関節軟骨が壊されてしまう。

「運動不足だから痛いのか」と考えウォーキングなどを始める方も多いのですが、
かえって悪化させる原因にもなります。

痛い時はむしろ「安静」を保った方が治りが早い場合も多いですから、
医師の診断をうけ、適切な処置をしましょう。



腕が上がらないのは五十肩?

五十肩、四十肩とは、正式には「肩関節周囲炎」といい、突然の肩関節の激痛、違和感、が発生し、年齢的な変性や外傷などにより関節に炎症が起きる病気です。

五十肩(四十肩)の症状としては、腕を上げると肩が痛い・腕が上げられない・後にまわせない(エプロンのヒモを結ぶ動き)・肩が痛む、違和感があるという具合です。

他に腕や手が上がらないといった症状では
・結核性肩関節炎
・リウマチ性肩関節炎
・淋菌性肩関節炎
・変形性関節症
などが考えられます。




ちなみに、五十肩も四十肩も同じ意味で、別に「50代だから五十肩になる」という訳ではありません。50代に多いため総称してこう呼んでいるだけです。

ですから当然20代でもなります(少ないですが)

加齢による肩の組織の変化であったり、アレルギー性炎症や、肩に負荷をかけると発症しやすいといわれていますが、ハッキリとした原因は不明で、
レントゲン診断では、骨自体には以上はなく、まれに石灰沈着がみられます。

五十肩の決定的な治療方法はなく、とはいっても「治らない」というわけでもありません。

完治までに多少の時間はかかります(半年や一年はかかる方も多いです)が、基本的には時間がたてば自然に痛みはひいていきます。

また、初期の痛みの激しいときはステロイドとキシロカインの混合注射で劇的に良くなる場合があるので
整形外科で相談してみるといいです。

初期の急性期は痛みが激しく、腕をかかえこんでしまい、ちょってでも動くと激痛がともないます。安静を保ちます。
やがて、慢性期に入ると、痛みは引きますが肩の動きはまだ戻っていません。ですから、運動や体操などを行うのは、この時期で、むしろ積極的に動かしていきます。

腕や肩に痛みが出る似たような症状では、
腱板断裂(けんばんだんれつ)や、石灰腱炎(せっかいけんえん)などがあり、
どれも、突然の激痛、動かせない、痛んで眠れない。などの症状を訴えます。

たとえ似ていても、原因や治療方法は変わってきますから、整形外科などを受診して、診断を受け、
それにそった正しい治療を受けることが大切です。



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