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2014年04月の記事一覧(1ページ中1ページ目)

癌のテレビ番組制作は、もう少し慎重に!!

「がん」という病気に関するテレビ番組は
やはり視聴率をとれるせいか、相変わらず多い
しかし、それに取り組む制作側の姿勢には
首をかしげる事が多々ある


これは非常にデリケートな部分を含んでいるし
不安と恐怖に直面しながらやっとの思いで治療をしている人も多いのだ


家内が入院中に知り合った方は、
脳にがんが転移して手術もできないとなげいていた


一言でがんと言うが
「手術できるだけ」まだいい


手術も出来なくて、治療の方法もなくて
泣いている人が全国でどれだけ多いか!


番組を制作している側はわかっているのだろうか?


・・・わかっていないだろう


しょせん「ひとごと」なのだ


そして、そういう番組を観ている視聴者側も
「ひとごと」なのだろう
健康な人を対象にしている企画だから


ひいきする訳ではないが
NHKはまだマシな方だ
取り組む姿勢が評価はできる


だが、エビデンスに信頼性のかける話題や治療のことも
時折あるので、その点は改善を望む


民放で特に気になるのは
芸人の多く出ているバラエティ色の強い番組で
この病気を扱う時だ


最近はVTRが流れている時でも、
スタジオの出演者の声が聞こえるように編集しているが
いわゆる芸人たちの「にぎやかし」の声はいらない!!


「にぎやかし」とは
何かの話題や会話で「え~!」「ほう!!」「なんでやねん!!」
などと声を張り上げ、場を盛り上げる芸人お得意のアレである


ガンになっていない人はいい


しかし、
現在闘病中の人が観たらどんな思いがするか?
制作側は、おそらくはそこまで考えていないはずだ


出演している芸人たちは仕方ないかもしれない
面白い事を言わないと死活問題なのだから


やはり制作側に問題がある


先日も、
「あのニュースで得する人損する人」という番組で
乳がんの事を取り上げていた


乳がんとなってしまった「アグネス・チャン」と
「小林アナ」(芸人)の事を題材にしていた


公式HPには
「治療・克服までの様子をお届けする」とあるが
この時点で間違いである


「克服」はしていない
今現在でも通院は続き、経過観察しているはずだ


基本的に乳がんの経過観察は10年である


その経過観察の事を一切触れていない上に
芸人の小林アナにいたっては
「わたしは初期だしリンパに転移が無いから再発の心配がない」
的な事を堂々と公共の電波にのせていた


では、初期でない人はどうなるのか?


精神的な苦痛、恐怖、不安な気持ちをなんとか切り替えて
それでも泣きたくなるおもいで毎日懸命に生きている人たちの事を考えての発言だろうか?


自分が初期なら、そいれでいいのだろうか?


さらにひどいのは
番組の構成が
『乳房を全摘したひとは「損した人」』的なくくりである


ネットでも、
この日の内容についてダメ出ししている人が多いが
わたしも同じ意見である


そもそも、病気に対して「損か得か」なんて分け方するべきではない


CMもそうだが、
ガンという病気を扱うならば
そういう色々な立場の人が観ているのだという事を
意識して作ってもらいたい


何か、
「がん」という病気を「視聴率稼ぎの道具」にしているような気がしてならない


タグ / 癌テレビ

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