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胃がんを見落とし!胃カメラ検査とバリウム検査どっちがいいの?

胃がんの検査といえば、検診などでもバリウムを飲んで行う検査がおなじみだが、この検査で「初期の胃がん」はほとんど見つからない。


バリウム検査で行うただのレントゲンでは、初期の胃がんなどの小さな病変は見逃されてしまう事が多い。


たとえば、
道路のトンネルの損傷を見つける時、「トンネルの形の影だけの白黒写真」を見るのと
「カラーのハイビジョンカメラで撮影したトンネルの壁の映像」を見るのではどちらが正確に細かく判断出来るだろう?



「バリウム検査」と「胃カメラ(内視鏡)検査」では、これほどの差がある
(最近は内視鏡もハイビジョン化している)


専門医でも、レントゲンだけで診断するには限界がある。


日本人間ドック学会も、「内視鏡に比べ、エックス線検査は精度が下がる。」と発表している。


これは、大腸がん検診も同じ。


一般的な検診で行われる「大腸がん検診」は「便潜血検査」


これは、
便中の微量な血液の有無を調べ大腸内での出血があるかないかをみる検査だが、やはりこれにも限界があり「初期の大腸がん」は見落とされる事がある。


外科に入院して「手術後の患者さん」と話をすればスグ分かる。


実際に、「検診をちゃんと受けていたのに、ガンが見つかったときはすでに進行していた。今までの検診はなんだったのか」という方とたくさん話した。
 ※胃がんについても、「平坦型早期胃がん」はバリウム検査では発見できない。


さらに、胃バリウム検査には「被爆」というデメリットがある。
X線検査による「放射線を浴びること」だ。


胃バリウム検査のレントゲンは、驚く事に、胸部X線写真の200倍前後もの被爆量がある
(レントゲン線(X線)は人間のDNAを傷つける作用があり、ガンの原因にもなりうる)



もはや、メリットは「安い」(無料の場合も)という事のみだが、無料でこれだけの放射線をあびてガンの原因をつくるのでは本末転倒という気もする


では、
胃の内視鏡検査(胃カメラ)のメリットは何だろう?


  • 「がん」の早期の発見が可能である。
    これが一番のメリットだろう。
    ガンは早期に発見できれば命を失う事はほとんどない上に、
    体に負担の無い内視鏡手術を受けられる時代になっている

  • 胃ばかりではなく「食道がん」の早期発見が可能

  • 内視鏡は「がんのなりやすさ」をも調べられる。
    これが分かればどのくらいの頻度で検査を受ければいいかの目安が分かる

  • 放射線の被爆などはゼロ

  • 最近は麻酔薬の注射などで苦痛を最小限度におさえた状態、
    あるいは、半分眠っているような状態でラクに受けられる



という所だろうか(大腸の内視鏡もほぼ同じ)


日本の国立研究開発法人である「国立がん研究センター」も、検診や人間ドックの胃がん検診に「胃内視鏡検査(胃カメラ)」を推奨するとするガイドラインを公表している。

従来は、エックス線検査(胃バリウム検査)のみを推奨していたガイドラインを見直した形。

やはり、検査による放射線被曝(ひばく)が問題視されたようだ。

放射線検査は「病気の診断確定」や「治療方法の決定」「治療の効果が出ているか?の判定」にすぐれている一方で、
放射線を使うために、どうしても「被ばく」は避けられないものなのだ。


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