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癌患者に対する家族の接し方 | 言ってはいけない2つの言葉

自分の家族がガンになってしまうと(患者本人はもちろんだが)その家族までも精神的なプレッシャーにつぶされそうになる

家族は「第二の患者」とも呼ばれ、家族自体が悩み落ち込んでしまったり「うつ病」になってしまうことも多い

そんな中、いったい患者本人に、なんと声をかけたらいいのだろうか?


まず、ひとつめに大切なことは、
ときに、「何かを口にする」とか「声をかける」とかではなく、あえて見守ることも必要な時があるということ。

たとえば、本人が「死にたい」などと言い出すと、
そういう言葉に慣れていない周りの家族はとまどい「そんなことを言っちゃいけない」と、そのおもいを上から押さえつけてしまったり、「なんでもっと前向きに考えられないのか?」と本人を責めてしまったり

確かにそれはそうなのだが、
本人からすれば「あぁ、自分の気持ちはわかってもらえないんだ」と、孤独感を感じてしまう

この「孤独感」はとてもつらい


なにか声をかけなくても、アドバイスをしなくてもいい時がある

「死にたい」と泣いても、それは”本当に死んでしまいたい”というより
”自分のつらさ苦しさをわかってほしい”という意味の裏がえしの時も多いのだ


ただ、ひたすら聞いてあげるべきだ


もちろん、
あまりマイナスな方向にいってしまうときは軌道修正も必要だが、基本的には「聞く」というスタンスが大切ではないだろうか。

しかし、

いくら「聞く」とはいっても、以下のように言われたときはどうコミュニケーションをとったらいいのか?

「なんで自分がガンなの?なんで私なの?」
「わたしの人生って、意味があったの?」
「死んでしまうの?」
「もう、治療をやめたい」
「来年、生きてるのかな・・・」


以前の僕なら、困ってしまい暗くなり、こちらが疲労困憊してしまった。。。。

そんな時、ある本を見つけた。

はじめはそれほど期待はしていなかったが・・・・

読み進めていくうちに、”目からうろこ”状態になった。

そこには、
著者が 1000 人以上の終末期の方と関わって、実際に行ってきた聴き方(具体的に何をすべきか?)が、書いてあった。

がん患者さんの悩みの「聴き方」というのはあったのだ。

ただ、やみくもに聞けばいいのではない。


だから、

今の僕は、「どうしたらいいのか?」が分かります。


「どうしたらいいのか?」、具体的に書いてある良書はコレです。
⇒楽天ブックスへ(最短で翌日到着)


この本について、僕なりのレビューを書きました
 ⇒これが、がん患者を支える接し方 | 家族の私がやってる傾聴サポート


著者は「緩和ケア医」

いまでも、分からなくなったら目を通し「聴き方のバイブル」としています。

この本があったから、共倒れにならずに済み、家内を支えられたと言っても過言ではないのです。

もし、知りたいのであれば、ぜひチェックをオススメします。

「大切な人に笑顔になってほしい」
「不安でいっぱいのあの人を支えなくてはいけない。力になりたい」
「がん患者さんとの接し方、かける言葉が分からない。なんて声をかけたらいいの?」
「前向きになってもらいたい。どうすればいいのか?」


思い当たるなら、具体的な方法がここに全て書いてあります。

この本で支えて"笑顔"にしてあげて下さいね。





ふたつめに、

「そんなこと考えてもしかたないだろう」とか
「少したのしいことでもやって気分転換した方がいい」などもやめてほしい。


がんになってしまった本人からすれば
「自分の話、グチは聞きたくないんだ」と、心を閉ざしたくなってしまう

もちろん、なんでもかんでも
「そうだその通りだ」「わかるわかる」では、
「この人は自分の話を聞いていないな」と、かえって落ち込んだり、怒りにつながってしまう


これは大切なことなのだが、
ガンになってしまった方の「こころ」は、
「この不安な気持ちや苦しみを分かって」という気持ちと、
「この気持ちは他人には理解できるはずがない。なった本人しかわからない」
という、相反する気持ちが常にあるのだ



だから、言っていることが二転三転する。
1日の中でも気分がコロコロ変わり、明るくなったりズドンと落ち込んだり、昨日は「白」と言っていたのに、今日は「黒」と言ってみたりする。

そういう言動につながってくる。


本人が、一番、自分の心を分からなくなっているのかもしれないからだ


そして、
本人が、自分の気持ちや希望などを口にしたら「本気」で聞いてあげる。


家族も疲れてしまうが、
そうやって”ひとごと”ではなく、おもいを共有することでお互いに「強く」なっていけるのだから


■「10分でいいから悩みを聞いてほしい」


早川一光という医師がいる。

診療所や医療の充実に明け暮れ「わらじ医者」と慕われた人物。
老化や認知症の本も書き、講演なども精力的にこなしてきた。

しかし、
平成26年、本人に血液のがんである多発性骨髄腫が見つかる。

そこからは、自宅で抗がん剤を続けながらの闘病生活。

今まで多くの人をみとり死について講演してきたはずだった。
しかし、自分ががんになるとそうはいかなかった。

心を取り乱し、最期のことをあれこれ考えてしまい、眠れない。食事も食べられなくなってくる。
「はじめて、『病気の人の気持ち』『死ぬ怖さ』が分かった」


そんな早川医師が、同じ医師でもある長年の友人に言った言葉。

自分が患者になってみて 、たどり着いた結論は・・・・


「10分でいいから患者の悩みを聞いてほしい」だった。



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