老人や高齢の方に多い「骨粗鬆症」
これは、骨がスカスカになって軽石のようになり、もろくなってしまう病気。
このような人は、転んだりぶつけたりしなくても、背骨が体の重みで自然につぶれてしまう時がある。
胸椎や腰椎など、背骨がつぶれてしまう事を「圧迫骨折」と言う。
もちろん、尻もちをついたり転倒したときにも、骨粗鬆症の人は骨が丈夫な人に比べて圧迫骨折を起こしやすい。
万が一、転んだ時に足の付根(股関節)を骨折すると致命的で、体の支えが損なわれるので「要介護状態」になる原因となっている。
「年をとったら転ぶな」と言われるのはそのためである。
うちのおばあちゃんは、まさにコレで、転んだ事が原因で入院したまま、結局、自宅には戻れなかった・・・・
どうしても転びやすくて、家族から見ても危なっかしい場合は、「ヒッププロテクター」がおすすめ。
骨折リスクが約1/2に減少したというデータもあり、安価なので我が家でも利用している。
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■背中が曲がってきたり身長が縮む
骨粗鬆症は圧倒的に女性に多く、60代以上になると4人に1人がかかっているとても多い病気だ。
とくに背骨(胸椎・腰椎)は、骨粗鬆症の影響を受けやすい部分。
つぶれてくると、背中が曲がってしまったり、身長が縮んだりする。
痛みが無く自然に進行する事も多いが、約2割の人は激痛に襲われる。
通常は、安静や痛み止め、骨を強くする飲み薬での治療。
尻もちなどでの圧迫骨折になるとコルセットなどでベッドで安静となるが、高齢者にとってベッドでの長期間の安静は運動機能が低下し、痴ほうなどにつながるリスクが伴う。
そこで「早期に痛みを取り除く方法」が、局所麻酔による骨セメント注入治療の「経皮的椎体形成術」(骨セメント注入療法)
腹ばいに寝た状態で、レントゲンを確認しながらつぶれた骨に背中から骨セメントを注入、つぶれたすき間をセメントで埋めて安定させるもので、約1時間ほどで終わる。
翌日にはウソのように痛みが引くが、注意したいのはこの治療が効かない人もいる事だ。
■慢性的な痛みには効かない?
たとえば、
「もう、何年も前から痛みがあり、腰や背中がなんとなく痛い」というような慢性的な痛みには効かないと言う。
この治療が有効なのは「やったばかりのもの」
つまり、約1ヶ月以内に起こった圧迫骨折など。これはMRIを撮ると分かる。
また、
骨に注入すると30分ほどでスグに固まるため劇的に効くが、「痛みが無くなった!」と喜んでまた動き出すと、セメントで強化された上下の骨(椎体)は骨粗鬆症でもろいままなので、そちらがつぶれて骨折を起こす事もある。
■肺塞栓(はいそくせん)のリスクも
術後は、リハビリを行いながら少しずつ体を慣らしていくが、まれに注入した骨セメントが血管に流れ出て肺に運ばれ、そこを突然ふさいでしまう肺塞栓を起こす事もある。
また、椎体の外に漏れると脊髄神経を圧迫したりと、注意も必要な療法。
ここは、できるだけ多くの症例を経験している病院を選びたい。数をこなしていれば、それだけノウハウも豊富だからだ。
また、普段の生活の中で意識をして骨を丈夫にしておく事も大切となる。
これは、骨がスカスカになって軽石のようになり、もろくなってしまう病気。
このような人は、転んだりぶつけたりしなくても、背骨が体の重みで自然につぶれてしまう時がある。
胸椎や腰椎など、背骨がつぶれてしまう事を「圧迫骨折」と言う。
もちろん、尻もちをついたり転倒したときにも、骨粗鬆症の人は骨が丈夫な人に比べて圧迫骨折を起こしやすい。
万が一、転んだ時に足の付根(股関節)を骨折すると致命的で、体の支えが損なわれるので「要介護状態」になる原因となっている。
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■背中が曲がってきたり身長が縮む
骨粗鬆症は圧倒的に女性に多く、60代以上になると4人に1人がかかっているとても多い病気だ。
とくに背骨(胸椎・腰椎)は、骨粗鬆症の影響を受けやすい部分。
つぶれてくると、背中が曲がってしまったり、身長が縮んだりする。
痛みが無く自然に進行する事も多いが、約2割の人は激痛に襲われる。
通常は、安静や痛み止め、骨を強くする飲み薬での治療。
尻もちなどでの圧迫骨折になるとコルセットなどでベッドで安静となるが、高齢者にとってベッドでの長期間の安静は運動機能が低下し、痴ほうなどにつながるリスクが伴う。
そこで「早期に痛みを取り除く方法」が、局所麻酔による骨セメント注入治療の「経皮的椎体形成術」(骨セメント注入療法)
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翌日にはウソのように痛みが引くが、注意したいのはこの治療が効かない人もいる事だ。
■慢性的な痛みには効かない?
たとえば、
「もう、何年も前から痛みがあり、腰や背中がなんとなく痛い」というような慢性的な痛みには効かないと言う。
この治療が有効なのは「やったばかりのもの」
つまり、約1ヶ月以内に起こった圧迫骨折など。これはMRIを撮ると分かる。
また、
骨に注入すると30分ほどでスグに固まるため劇的に効くが、「痛みが無くなった!」と喜んでまた動き出すと、セメントで強化された上下の骨(椎体)は骨粗鬆症でもろいままなので、そちらがつぶれて骨折を起こす事もある。
■肺塞栓(はいそくせん)のリスクも
術後は、リハビリを行いながら少しずつ体を慣らしていくが、まれに注入した骨セメントが血管に流れ出て肺に運ばれ、そこを突然ふさいでしまう肺塞栓を起こす事もある。
また、椎体の外に漏れると脊髄神経を圧迫したりと、注意も必要な療法。
ここは、できるだけ多くの症例を経験している病院を選びたい。数をこなしていれば、それだけノウハウも豊富だからだ。
また、普段の生活の中で意識をして骨を丈夫にしておく事も大切となる。
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