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【胃の痛みに薬が効かない】ガンだった実例と胃薬の選び方

「胃が痛い」「胃がもたれる」などの時、薬局へ行くとたくさんの種類の胃薬(市販薬)が置いてある。

「どれも同じだろう」なんていい加減に選ぶと、クスリを飲んだのによけい悪化してしまう。

また、
実際にうちの家内は市販の胃薬を飲んでも胃の痛みが消えず、病院へ行くと胃がんだった。。。。
 ⇒妻が胃癌の宣告をされた


「どんな痛み方なのか?」は下に書いたが、
下記の胃薬を飲んでも良くならないときは必ず専門医に診てもらうべきです。



■症状を大きく2つに分けてみる

1:胃が痛い・胸やけ・むかつき等

これらの症状は”胃の働きが良すぎる”ためで、胃酸が多く分泌されている状態。
このような時は「胃酸の分泌を抑えるクスリ」が最適。

・制酸剤・制酸薬の一覧(楽天)・・・胃酸を中和し、胃粘膜を保護

・H2ブロッカーの一覧(楽天)(ヒスタミンH2受容体拮抗薬)・・・胃酸の分泌自体をおさえる


2:胃がもたれる・胸がつかえる等

これらの時は”胃の働きを良くして胃酸の分泌を促進させる”必要があるので、「胃酸の分泌を促進させるクスリ」

・消化剤の一覧(楽天)・・・主に消化酵素からなり消化を助ける

・健胃剤の一覧(楽天)・・・主に生薬(漢方)が使われ胃酸を分泌させ胃の働きを活発にする


しかし、

見てわかる通り、「胃腸薬」といってもまったく逆の働きをする市販薬が、同じようにお店に並んでいる。

「胃酸を抑えないといけないとき」に、「胃酸を促進させる薬」を飲んでしまったら、よけい悪化してしまう。

自分の症状に合う薬を選ぶために、薬剤師さんがいるドラッグストアで以下を伝えておきたい。

  • いつ位から悪くなったのか?

  • 痛いのか?

  • もたれるのか?

  • 症状が出ている場所は上の方?下の方?

  • 食べた後に痛いのか?いつも痛いのか?

  • ほかの薬は飲んでいるか?

  • アレルギーは?



※H2ブロッカーは効きは良いが副作用に注意を。



■胃がんだった!「改善しない」「症状を繰り返す」ときは必ず医師の診断を


家内は、胃がんになってしまったが、初期の症状は「たまに胃が痛くなる」くらいしか無く、逆に「胃腸は丈夫な方」とタカをくくっていた。

ある日、「また胃が痛いんだ~」と言って、薬剤師さんに上記の事を伝え、いつもは効いていた胃薬を買ってきた。

しかし、飲んでも痛みがおさまらない。

むしろ、「よけいに痛みが増した気もする」と。

激痛という訳ではないから、スグに病院に行こうという気にもならなかったらしい。

やがて、あまりに続くので内科で胃カメラ(内視鏡)を行った。

結果は「胃がん」だった。。。。
その後のことはこちら↑↑に書いた通り。。。



■あてにならない「胃潰瘍」と「胃がん」の症状の違い


「胃潰瘍」と「胃癌」の症状の違いをネットで調べてみると。。。

  • 「胃潰瘍」の主症状
    上腹部の痛み、吐血、下血、黒い便、過酸症状

  • 「胃がん」の主症状
    みぞおちの違和感、上部腹痛、胃部膨満感(胃腸が膨らんで圧迫されているような感じ)、食欲がない。

などと書いてあるが、
ハッキリ言ってこういうのはまったくあてにならないので注意してほしい。

家内の胃がんは、上記の症状にはあてはまらない。



家内の症状は、

【胃の痛み】

だけだった。。。



食欲もある。膨らむ感じも、みぞおち違和感も無い。

このようなネットの情報を信用しての素人の自己判断は 、がんの発見を遅らせる。
最悪、分かった時には手遅れ(がんのステージが進行)となってしまうのでくれぐれも注意してほしい。



胃がんは“初期”なら治るのだ。命が助かる。

ステージが進むと手がつけられなくなてしまう。


実際にそういう患者さんと何人も接してきた。

外科病棟に入院している“がん患者さん”と接すると良く分かる。

その方たちに、「胃を全摘となり、胃が無くなってしまった」と話すと、
「手術できるだけいいよ。。。出来ない人もいっぱいいるんだから。。。」と。

つまり、
「初期だからこそ『悪いところを取り除く手術』が出来る。進んでからでは手術で取り除く事は不可能になる」
「取り除ける部位なら悪いところを取ってもらえばいい。取り除くことが出来ない場所は、がんを体に残したままになる。」

とい うこと。



ためらわず、病院に行ってほしい。

「少しのためらい」や「めんどくさい」という事が命を左右するのだから。

受診したら「バリウム検査」だけではなく、必ず「内視鏡検査(胃カメラ)」を。
内視鏡検査を行わないと、がんを見逃されてしまいます。



これを読んでいるあなたも、胃の不調が続く時は、「自分は大丈夫だろう。ガンになるわけない。」なんて思わずに、必ず受診してください。



家内も「自分は大丈夫」と考えていた一人だったのですから。


追記:

胃がんの中でも「治りの良いもの」と「悪い物」があり、家内の胃がんは「印環細胞癌(いんかんさいぼうがん)」という、悪性度の高いもの。
発見がもう少し遅かったら助からなかったのです。

だから、少しでも早くの検査が必要!!
スピードが命です!


それでも、
「検査をしたいけど時間がない」
「バリウムは苦手」
「胃カメラはどうしても怖い!」


という方へ。以下のようなキットを見つけました。

  • 胃がんのリスク検査が「郵送・匿名」で可能

  • いつでも検査出来る

  • 自宅で検査できる

  • 食事制限も不要

病院に行くのをためらっている時間があるなら、少しでも早めにこのようなキットで検査をした方がいいです。
 ⇒胃がんリスクチェック【郵送検査キット】(楽天)



検査申込用紙にメールアドレスを記入すれば、送付後、3~4日後メールで速報が届きます。

この検査では、
「胃の萎縮度」と「ピロリ菌」を集中チェック。

  • 胃の萎縮度が分かるペプシノーゲン検査(「萎縮性胃炎の方は胃がんになりやすい」と考えられているため)

  • ピロリ菌検査も組み合わせ、トータルでチェック




※胃酸を抑える薬は、上記「H2ブロッカー」以外にも「プロトンポンプ阻害剤」があります(H2ブロッカーの方が強力)。プロトンポンプ阻害剤を服用中、または、飲まなくなってから2ヶ月経っていない方は正しい結果が出ない場合があります。

※がんの有無を特定する訳ではない(スクリーニング検査を目的)ので、病院での検査の方が確実です。





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